高性能なディスプレイへの需要が高まるなか、インタフェース変換の需要も高まっており、MIPI® D-PHY が様々なアプリケーションで使用されています。このインタフェースはカメラやディスプレイのシステム内接続のために開発されました、そしてスマートフォンなどのモバイルアプリケーション市場で標準的な高速 PHY ソリューションになりました。そして MIPI カメラシリアルインタフェース ‐2 (CSI-2) と MIPI ディスプレイシリアルインタフェース (DSI) のプロトコル仕様と合わせて使用されます。MIPI D-PHY はスマートフォンなどで必要とされる、低消費電力、低ノイズ、高ノイズ耐性という厳しい要求に対応しています。
MIPI D-PHY はカメラやディスプレイの標準的なインタフェースで、LVCMOS や LVDS などのパラレルバスインタフェースを置き換えるために開発されました。しかし、多くのプロセッサやカメラ、ディスプレイは RGB や CMOS インタフェースを持つものがあります。MIPI D-PHY IP を接続するために、パラレルインタフェースを MIPI D-PHY バイトパケットフォーマットに変換回路が必要とされています。