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最新ニュース、産業機器 & オートモーティブ

Q2 2019 Industrial and Automotive Newsletter
Posted 06/28/2019 by Lattice Semiconductor

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FPGAによるハードウェア Root-of-Trust 機能を用いたファームウェアセキュリティ

危険な時代になりました。ハッカーは保護されていないシステムを悪用して、データやデザイン情報を盗み、製品を複製したり過剰生産し、デバイスの改ざんや違法な乗っ取りを行っています。2018 年だけで、様々なシステムのファームウェアの脆弱性を利用して、30 億個以上の半導体デバイスがデータ盗難の危険にさらされた、と専門家は分析しています。さらに、これらの攻撃は製造工程からシステムの廃棄までの製品ライフサイクルのあらゆる段階で発生する可能性があります。

しかし、悪いニュースばかりではありません。これからはあなたのセキュリティ対策に新しい防御機能を追加することができます。ラティスは、製品ライフサイクル全体に、包括的・柔軟で堅牢なハードウェアセキュリティ機能を簡単に実装することができる FPGA ファミリ MachXO3D を発表しました。MachXO3D はコンピューティング、通信、産業機器の制御、車載機器を含む幅広いアプリケーションにわたってシステムファームウェアを保護するためにデザインされた、業界初のシステム制御アプリケーション向け小型低消費電力 FPGA です。このデバイスで、システムを守る暗号化機能を提供するプラットフォームとして使用可能なハードウェア Root-of-Trust (RoT) デバイスを1つ以上確立できます。MachXO3D の堅牢性を象徴するように、産業機器向け小型 FPGA 業界で初めて、NIST の SP 800 193 プラットフォームファームウェアレジリエンス (PFR) ガイドラインに準拠しました。これはラティスの人気商品である MachXO アーキテクチャとピン互換性があり、既存の制御向けソリューションへの導入や新しいセキュリティ機能の追加を容易に実現します。ハードウェアセキュリティに関する当社のホワイトペーパーで MachXO3D がどのように、より安全なシステムの構築に役立つかご確認ください。

Lifecycle

CrossLink でモバイルプロセッサとの接続を実現

オートモーティブおよび産業機器システムが今、継続して直面している課題の1つは、従来のカメラ、ディスプレイ、インターフェースに依然として大きく依存しているシステムで、高性能および低コストの MIPI インタフェースを持つプロセッサをどのように活用できるかです。 多くの場合、組込みシステムで使用されるカメラとディスプレイの数と種類は、モバイルプロセッサのインタフェースと一致していません。ラティスはこの問題を解決するために必要なインターフェースブリッジのリファレンスデザインを提供しています。CrossLink 用の新しい MIPI DSI / CSI-2 to OpenLDI LVDS インタフェース変換用リファレンスデザインを使用することで、インタフェース変換ソリューションを素早く実現し、特定のインターフェース要求に合わせてシステムを構成することができます。リファレンスデザインは無償提供され、Byte to Pixel 変換、CSI-2 / DSI D-PHY レシーバー、FPD-LINK (OpenLDI) トランスミッタなど、アプリケーションにあわせて IP を素早く簡単に実現することができます。インタフェース変換 IP は、CSI-2 入力からシングルまたはデュアルチャンネル LVDS への出力、シングル DSI 入力からシングルまたはデュアルチャンネル LVDS への出力など、さまざまな構成を実現します。レーンあたり最大 1.5 Gbps の MIPI DSI 入力と、レーンあたり 1.2 Gbps の OpenLDI に対応します。 また MIPI CSI-2 v 1.1 および DSI v 1.1 の仕様に完全に準拠しています。

MIPI DSI to OpenLDI LVDS Image Sensor Bridge Block Diagram

3D マッピングのデモンストレーション

ラティスの3D 奥行きマッピングのデモンストレーションは、ECP5 FPGA に実装された回路が自動衝突回避やネットワークエッジでのファクトリーオートメーション向けセンサーアプリケーションでどのように活用されているかを紹介しています。ぜひ新しいデモンストレーションをご確認ください。セミグローバルブロックマッチング (SGBM) アルゴリズムを使用して、組込みデバイスと対象物の距離を 64 段階の視差レベルで測定します。このデモンストレーションは、入力された映像データを DDR メモリにバッファリングし、共通平面を計算するため左右のビデオ映像を分離して修正を実行します。出力信号は HDMI で出力されます。最大 1080p @ 60fps のビデオの入力2つと、64 段階の視差レベルを持つ 320 x 240 @ 60 fps の奥行きマップの出力を行います。ECP5 はこのデモンストレーションを 1W 以下の電力で実行します。ご要望をいただくとソースファイルを入手していただくことが可能です。

3D Depth Mapping Block Diagram

簡単にビデオスケーリングを実現

異なるサイズのビデオ入力と出力のために効率の良いビデオスケーリングをお探しですか?その問題はすぐに解決します。ラティス ECP5 の柔軟なアーキテクチャ用の Scalar IP コアは FPGA の DSP ブロックに最適化され、幅広いスケーリングアルゴリズムと柔軟な構成変更を提供します。簡単な I / O ハンドシェイクを使用して、ストリーミングビデオまたはバーストビデオに適したコアを生成することができます。また、システム内の入力および出力フレームサイズをフレーム単位でアップデートすることもできます。この IP は、マルチカラープレーン (RGB と YCbC 4 : 4 : 4)、シリアルフィルタリング、およびマルチスケーリングアルゴリズムに対応します。また Lanczos Coefficient 実現するために必要な数のフィルタタップと Bicubic、Mitchell、および Lanczos Coefficient セットを実現するために必要な位相を提供します。

2D Scaler IP Core

Diamond ソフトウェアが MachXO3D FPGA のサポートを開始

ラティスの Diamond ソフトウェア v 3.11 の最新バージョンは、デザインフローを改善し、ハードウェアセキュリティを強化する新機能を提供します。GUI ベースの FPGA 設計および検証環境のバージョン 3.11 は、Root-of-Trust (RoT) 機能を追加することで製品ライフサイクル全体を通してハードウェアセキュリティを実現するために設計された、MachXO3D FPGA をサポートします。システムがますます複雑になり、データやデザインの盗難、システムの不正な乗っ取り、データの破損、違法な複製などに対して脆弱になってます、MachXO3D FPGA は柔軟で堅牢なハードウェアセキュリティを迅速かつ容易に実装するのに役立ちます。同時に Diamond v 3.11 は、大規模 FPGA デザインの設計において、実績のある Synplify Pro 論理合成ツールを提供しています。本バージョンの論理合成ツールは設計制約として設定された最大周波数 (Fmax) を達成するために最適化とパフォーマンスの改善を行いました。Linux ユーザ向けには RedHat Linux のバージョン 6.9 と 7 のサポートを行っています。

Lattice Diamond 3.11

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