複数のデータビットおよびクロックからなるソースシンクロナス方式のインタフェースは、電子システム内で画像データを移動させるための一般的な方法となっています。普及している規格は、コンシューマデバイス、工業制御システム、医療、自動車テレマティクスを含む多くの電子製品の一般的な規格となっている、7:1 LVDSビデオインタフェース(チャンネルリンク、フラットリンク、およびカメラリンクで使用)です。これらのアプリケーションの多くは、画像処理に低コストPLDを使用するのが非常に一般的になっています。
MachXO2、MachXO3 および ECP5 PLDファミリは専用のハードウェアインタフェースブロックを内蔵したDisplay Interface(7:1 LVDS)ビデオ規格に対応するように特別に設計されています。このドキュメントでは、実装方法と、インタフェースを実装するためにこれらのデバイスを使用する利点について説明します。さらに、これらのデバイスにDisplay Interfaceを対応することにより、他の全LVDSソースシンクロナス方式の要件におけるハードウェア実装ができるようになります。
このドキュメントには2つの設計が含まれています。最初の設計は、Display InterfaceトランスミッタとDisplay Interfaceレシーバの使用方法を示す簡単なループバック試験です。2つ目の設計は、Display Interfaceレシーバを経由してPLDにビデオデータを伝送し、処理したあとに、Display Interfaceトランスミッタを経由いして送信する例です。どちらの設計もMachXO2制御評価ボードによって検証されます。