I2CやSPIバスなどのようなシリアルプロトコル用途にシングルワイヤ(Single-Wire)インターフェイスを使用することができます。これはボード上のコントローラと温度センサなどの低コスト部品の間の、小さいボードエリアしか用いない通信チャネルを提供します。通常、このような通信チャネルは高速の必要はありません。従ってプロトコルは簡素であるべきです。コントローラにわずかなリソースしか使用しません。
名前が示すように、このバスプロトコルはマスタコントローラ、通常マイクロプロセッサとの通信に1本のワイヤを使用します。この参照デザインはPLDにシングルワイヤ・コントローラを実装します。マイクロプロセッサのタスクを軽減するために、初期化手順とすべてのデータ転送がPLDに実装されます。マイクロプロセッサのタスクは、WISHBONEバスを通してマスタコントローラ内のレジスタをリード/ライトすることのみに削減されます。シングルワイヤ・コントローラは様々なアプリケーションで使用することができます。このデザインはデジタル出力温度センサのリード/ライトにシングルワイヤ・インターフェイスを使用します。