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ビデオドッキング向けのSnap式ソリューション

A “Snappy” Solution for Video Docking
Posted 04/11/2017 by Neil Bullock

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ラティスのSiBEAM技術グループは、短距離ワイヤレスリンクでUSB 3.0(毎秒5 Gb)データを伝送できる革命的なワイヤレス接続技術のSiBEAM Snapを開発しました。これにより、USBコネクタおよびケーブルと置き換えることができます。しかし、映像を伝送することはできませんよね?いえ、できます!では、伝統的な映像の配信方法と、Snapワイヤレス接続でどのように音声と映像、データが伝送できるかを見てみましょう!

USBを介した映像

ユニバーサル・シリアル・バス(通称USB)は家電デバイスにおいて本当にユニバーサル(汎用的)です。周辺機器の各種類(例えばキーボードの場合はPS / 2、プリンタの場合はセントロニクス、ハードディスクドライブの場合はSCSI、ビデオカメラの場合はIEEE 139)の持つ独自コネクタとプロトコルを、USBコネクタとプロトコルに置き換えました。

USBによる置き換えで注目すべきものとして、外部ビデオディスプレイへの接続があります。通常、ビデオはRAW形式で伝送され、非常に高いビットレートと、HDMIやDisplayPortのような高速インターフェースを必要とします。しかし、画質に顕著な影響を与えることなく、圧縮を効果的にビデオに適用することができます。これは、放送テレビおよびビデオストリーミングでの使用で示されます。デスクトップ表示向けの同様の技術を使用して、圧縮することでUSB接続で提供される帯域幅内に容易に適合するビットレートを得ることができます。今では、USBは音響、ビデオ、データすべてを伝送できます。そして最も幅広いデスクトップ圧縮技術はDisplay Link社より提供されています。

DisplayLinkとは何か?

DisplayLinkは世界有数のPCおよび周辺機器ブランドの製品に使用されているチップおよびソフトウェア企業です。DisplayLinkのドライバは、ホスト側のビデオディスプレイを圧縮するために使用され、結果として得られる圧縮ビデオストリームは、USB経由でDisplayLinkのICに転送されます。DisplayLinkのグラフィックスチップ技術は、複数のモニタ、ドッキングステーション、ビデオアダプタなどを、ホストコンピュータとの単一リンクを介して4K以上の解像度で実現します。DisplayLink技術を搭載した製品は、最新のノートブック、タブレット、Windows、macOS、Chrome OS、Android、およびUbuntuを使用する通話機能をサポートします。

Snap Block Diagram

ノート型PCにおけるSnap

企業のノート型PCはインターフェース拡張の典型的な取り組みにおける良い例です。さまざまな専用インターフェイスが、大きくて複雑で壊れやすい高価なコネクタ上でドックプラットフォームに複製されます。コネクタのサイズと複雑性はフォームファクタの選択肢を制限する一方で、脆弱性により、水の浸入やコネクタ破損のいずれかによりノートブックがより傷つきやすくなります。対照的に、Snap技術を使用したワイヤレス接続は、機械的な磨耗および破損を被りません。それらは、合計帯域幅を増加させるために並行して使用することができ、DisplayLink技術を使用してデュアル4Kビデオを転送することができます。ドッキングプラットフォームは、エンドユーザが期待する通常のポートを提供することができます。当社はDisplayLink技術のSnapとの相互運用性を検証しており、今のところ、期待通り、シームレスに動作します。ディスプレイ接続のブースであるCES 2017には、コネクターなしでどのように華麗なドッキングとドッキング解除が可能か、実証概念が展示されました。

Snap in Notebooks

ツーインワンにおけるSnap

ツーインワンのタブレットや取り外し可能なPCもこのアプローチで活用できます。通常、デスクトップ周辺機器、ディスプレイへのキーボード、外部インターフェース、スクリーンおよびプロセッサなどのモバイルコンポーネントを含むトランスポータブルコンポーネントがあります。運搬可能な部分は、ドッキングされたときの移動部分を物理的に固定します。SnapとDisplayLinkの技術を組み合わせることで、ビデオを含む外部インターフェイスのすべてのデータをワイヤレスコネクタで持ち運ぶことができ、モバイルデバイスの設計がより自由になります。

モバイルデバイスにおけるSnap

最後に、「モバイルファースト」と「モバイルオンリー」の消費者に対し、新しい機能を提供することができます。これらのコンシューマコンピューティングのニーズは、主に携帯電話とタブレットです。それらはパーソナルコンピュータを必要としない一方で、ディスプレイ、キーボード、マウスのないモバイルデバイスでは使いにくい生産性タスクを実行する能力が必要です。同じドッキングデバイスは、外部ストレージ、プリンタ、スキャナ、またはUSB経由でサポート可能なその他の周辺デバイスなど、追加のデスクトップデバイスを接続するためのポートを提供できます。

これらのアプリケーションにおいて、SiMEAM Snapワイヤレスコネクタ技術は製品の実装方法を変え、見た目もスマートで堅牢なものにします。コンセプトをビデオディスプレイに拡張することにより、DisplayLinkとSnap技術は、いくつかの重要なアプリケーションへの新しいアプローチで使用できる完全なワイヤレスビデオとデータソリューションを提供します。

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