MachXO コントロール開発キットは、MachXO PLD を用いるシステム制御デザイン用の、迅速なプロトタイピング・プラットホームです。キットには MachXO LCMXO2280 デバイス、パワーマネージャ II ispPAC-POWR1014A、2Mbit SPI フラッシュ、1Mbit SRAM メモリ、温度センサ、I2C と SPI インターフェイス用の拡張ヘッダー、および複数のLED とユーザスイッチなどが実装されています。
開発キットで提供されるプリロード済みコントロール・システムオンチップ (コントロールSoC) デザインを用いて、数分でボード診断機能をテストすることができます。これにはパワーマネージャ II POWR1014A と 8 ビット LatticeMico8 マイクロコントローラと共に用いることによって、温度監視に基づくファン回転速度の制御、LCD 制御、完全な供給電源モニタ、およびリセット分配機能を含みます。そして、無償でダウンロードできる参照設計(RD) ソースコードを用いることで、これらの機能を実装したユーザ自身のデザインを 1 時間もかからずに構築することができます。また、ボードにはホスト PC からのJTAG ポートを介したプログラミングとデバッグのために、USB チャネルがあります。プロトタイプ領域で、MachXO PLD の複数の PIO バンクとオンボードの I2C バス間の接続が可能です。ホスト PC で動作するメニュードリブン・インターフェイスは、通信プログラムによるボードの制御を可能にします。