PowerPCバスマスターはPowerPCホスト・バス用に設計されたバスインターフェイス・ユニットです。これを使用すると、ユーザは非常に単純なユーザインターフェイスを通して直接PowerPC CPUバス上でデータ転送を開始できます。
PowerPC バスマスターはあらゆる転送を始める前にPowerPCアドレスバスの仲裁をします。個別のアドレスとデータバス保持を操作するので、データバスはアドレスバスと個別に仲裁されます。バスマスターは、CPUによるアドレス再試行あるいはCPUバス上の他のソースを操作します。アドレス再試行では、エラーが生じなければ自動的に再度データ転送を始めます。
シングル・ビート、バースト・データ及び拡張MPC8260データ・トランスファをサポートします。異なるデータサイズとトランスファ・タイプは、内部バックエンド・バスを通して許可、指示されます。2つのユーザインターフェイスポートがバスマスターに備わっています。これによって単一のバスマスターを通して2つの異なるデバイスがPowerPCにアクセスできます。バスマスターには2つの要求ポート間を仲裁する仲裁ロジックがあります。