HDMI eARC機能とは?
Posted 01/02/2018 by Marshall Goldberg
eARCという新しいHDMI 2.1機能を聞いたことがありますか?これによって、AVレシーバー(AVR)またはサウンドバーと、テレビ、ゲーム機、セットトップボックス、DVDプレーヤーなどの将来のHDMI 2.1デバイスとの互換性を実現します。
ホームシアターにおける大きな課題として、テレビにオーディオとビデオを、AVRを介して流すことが挙げられます。これは、オーディオデバイスで対応していないビデオ機能にアップグレードするたびに、システムが機能を最大限に発揮できないということになります。なので、これまでは新しいHDMI技術が登場するたび、多くの消費者がシステムをアップグレードしなければなりませんでした。AVRを持っている人は 3D、4K、HDCP 2.2、HDR(High Dynamic Range)などの新しいHDMI機能に対応するためにAVRのアップグレードを強いられました。
新しいHDMI 2.1規格は、今後次々と展開する新しいビデオ関連機能を提供します。高解像度ビデオ、ビデオ圧縮、ダイナミックHDR、リフレッシュレートのレンジなどのあらゆる種類の機能が含まれます。HDMI 2.0 AVRを持っている人はそれらの新機能を利用することはできません。初期のHDMI 2.1 AVRはこれら全ての機能や将来異型タイプに対応していない可能性があります。
HDMI 2.1 eARC機能によって、デバイスをテレビに直接接続し、高ビットレートオーディオを含む幅広いオーディオフォーマットをオーディオデバイスで再生することができます。これによりビデオパスからAVRが削除され、AVRをアップグレードせずに新しいHDMIビデオ機能の使用が可能です。例えば、テレビにeARCがあればAVRがすべての高ビットレートホームシアターオーディオ形式に対応し、eARCを搭載した4K AVRを8Kテレビで使用できるようになります。これは、多くのコンシューマにとって、必要なデバイスを使用するときにTVとAVRの両方で入力を切り替える必要がなくなったということを意味します。テレビで見たいものを選ぶだけで、オーディオデバイスが再生できます。
HDMI 2.1 eARCは、新しいAVR、サウンドバー、およびテレビで利用可能です。最大の魅力は、今後、新機能が登場する何年先の互換性をも維持できる、妥協のないHDMI用のオーディオソリューションであることです。ホームシアターシステムが将来もずっと使い続けられるよう、今後新しいAVRやサウンドバーを購入する際にはeARCが含まれていることを確認しましょう。