LatticeMico32™ は32ビットのハーバード / RISCアーキテクチャを採用した"ソフト"マイクロプロセッサで、オープンIPコアライセンス契約により無償で利用できます。LatticeMico32はオープンソースのハードウェア設計で期待される、可視性と柔軟性、および移植性を提供します。ソフトウェア開発ツール(LatticeMico™システム)とハードウェアや、ユーザのデザインを試すための評価ボードを含む、必要とされるものを全て用意しています。
32ビット幅の命令セットを32本の汎用レジスタに組み合わせることによって、LatticeMico32はさまざまなマーケットに適する性能と柔軟性を提供します。RISCアーキテクチャを用いて、必要な性能を確保しながらも、コアは最少源のデバイスリソースしか必要としません。マイクロプロセッサシステムの開発を加速するために、オプションとして用意されているWISHBONE互換のペリフェラル・コンポーネントの幾つかがLatticeMico32と共に集積されるかもしれません。
WISHBONE互換のペリフェラル・コンポーネント
マイクロプロセッサシステムの開発を加速するため、WISHBONE互換ペリフェラル・コンポーネントの幾つかがLatticeMico32と共にオプションとして集積されるかもしれません。
- メモリコントローラ
- DDR、DDR2およびDDR3 SDRAM
- 非同期SRAM
- オンチップ・ブロックメモリ
- SDRAMコントローラ
- オンチップ・デュアルポートメモリ
- SPIフラッシュ
- パラレルフラッシュ
- I/O
- 32ビットタイマ
- DMAコントローラ
- GPIO
- I2Cマスタコントローラ
- SPI
- トライスピード・イーサネットMAC
- UART
- PCIターゲット
リソース使用と性能を最適化した3タイプのコンフィグレーション
- ベーシック
- 乗算器なし
- マルチサイクル・シフタ
- キャッシュなし
- 標準
- 乗算器あり
- パイプライン・シフタ
- 8K 命令キャッシュ、データキャッシュなし
- フル
- 乗算器あり
- パイプライン・シフタ
- 8K 命令キャッシュ、8K データキャッシュ
開発ツール
システムは、ペリフェラル・コンポーネントを付加してLatticeMico32システムを実装するために用いられます。これはソフトウェアビルド用の業界オープンソースの開発/アプリケーション用フレームワークであるEclipse C/C++開発ツール環境をベースとしています。
対応する開発ボード
ラティスはLatticeMicoシステムソフトウェアに対応して、幾つかの開発ボードをプラットホームとして定義しました。これらのボードにより、ユーザはLatticeMico32ベースのシステム開発を迅速に開始できます。以下のボードが開発されています。
- LatticeECP2用LatticeMico32開発ボード
- LatticeECP用LatticeMico32開発ボード