ラティスセミコンダクターがSilicon Image社を約6億ドルで買収
- 有線及び無線コネクティビティ・ソリューションのグローバルリーダーが誕生
- コンスーマ、産業、及び通信市場に提供できるソリューションの拡大
- 相乗効果は3200万ドルを見込み、直ちにNon-GAAPベースのEPS増加に期待
オレゴン州ヒルスボロ及びカリフォルニア州サニーベール 2015年1月27日 ~ プログラマブル・コネクティビティ・ソリューションの主要プロバイダであるラティスセミコンダクター(NASDAQ: LSCC)と、有線及び無線コネクティビティ・ソリューションの主要プロバイダであるSilicon Image社(NASDAQ: SIMG)は本日、全額現金による株式公開買い付けにより1株あたり7.30ドルで、ラティスがSilicon Image社を買収する最終合意に調印したことを発表しました。これは株式総額が約6億ドル(企業価値ベースでは45億ドル)となり、直近90日間の取引の平均終値に対して34.6%、また1月26日の終値に対して23.7%のプレミアム価格です。
この取引の主な恩恵
- 顧客に対する適合性の強化
- 製品設計段階から早期に協力し、最終的にASSPで最適化ソリューションを提供することで、顧客とより深くかつ意義のある関係を構築することが可能
- 売上拡大の可能性
- 市場プレゼンスが増し、両社の製品が供給されることにより、ライフタイム売上の可能性の増加がもたらされる
- 強力なIPポートフォリオ
- 低消費電力で小型フォームファクタ、かつ低コストの独自FPGA技術により、幅広い用途にプログラマブル・コネクティビティ機能を提供
- 世界標準規格の実装をリードする、実績豊富なIPプロバイダ
- 意義深い相乗効果によるスケールメリット
- 業務諸経費とサプライチェーンの効率化により、短期間にNon-GAAPベースが向上する見込み
- 最低3200万ドルの相乗効果を、取引完了から1年以内に実現の見込み
ラティスセミコンダクターの社長兼CEO、Darin G. Billerbeckは次のように述べています。「これはラティスセミコンダクターとSilicon Image両社にとって、真の意味での転換点といえる出来事です。設計柔軟性と短い市場投入期間というFPGAの長所と、高度の機能集積とコスト最適化というASSPソリューションが持つ特長を、半導体業界で初めて単独の会社が併せ持つことになります。当社は、Silicon Image社と共に前進することを非常に喜んでおり、またスケールメリットと材料コスト削減という相乗効果により、売上と収益を増大できると確信しています。当社はこの取引が、直ちにNon-GAAPベースで効果を得られるものと見込んでいます。」
Silicon Image社のCEO、Camillo Martinoは次のようにコメントしています。「当社は、このユニークなビジネスの組み合わせで前進することを大いに歓迎しています。ラティスのマネジメントチームは優れた実行力と経営能力を持ち、これらは共に我々の製品ポートフォリオを継続的に拡大するために、そして顧客の進化し続ける要求に対応するために極めて重要です。大事なことは、業界標準規格の確立、および新しい有線及び無線コネクティビティにおけるイノベーションという、Silicon Image社の豊富な経歴に立脚したコミットメントを、ラティスも共有していることです。今回の取引は、当社の取締役会の主導で実施してきた戦略的プロセスが成就したものであり、当社株主の皆様に極めて大きな価値をもたらすものです。」
Billerbeckは次のように締めくくっています。「ラティスは、通信及び産業機器市場における強固な足場を活用して、コンスーマ市場におけるプログラマブル・コネクティビティ・ソリューションの市場を創出しました。Silicon Image社は、首尾良く多数のグローバルな標準規格を確立し、有線コネクティビティやミリ波無線のテクノロジ、及びソフトウェアサービス・ソリューションにおいて高価値のIPポートフォリオを構築してきました。ラティスの技術的能力、製品ポートフォリオ、及び将来ビジョンのそれぞれは、これを補完するものであり、これらすべてが組み合わされることでさらに強力になります。ラティスは、Silicon Image社が確立した基盤の上に、業界標準規格の確立を手助けし、新テクノロジに投資し、そしてそれらの採用を推進することをお約束します。そうすることにより、結果的に従来以上に顧客ロードマップに当社が対応できるようになり、そして顧客の製品開発における独自の見識を当社にもたらすでしょう。」
取引の詳細について
この取引は両社の取締役会で全会一致により承認され、2015年3月末までに完了する見込みです。正式契約に従って、ラティスセミコンダクターの関連子会社がSilicon Image社の発行済み株式の100%を、1株あたり7.30ドルで現金による株式公開買い付けを開始します。本株式公開買い付けは10営業日以内に開始され、開始後最低20日間継続される必要があります。その完了後、株式公開買い付けで取得されなかった全ての株式は、1株あたり同額の現金による第二段階の統合で取得されます。Silicon Image社の重役および役員は、自己の株式を公開買い付けに提供することに同意しています。本株式公開買い付けには、ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法(Hart-Scott-Rodino Antitrust Improvements Act)における不作為期間の満了または終了と、有効に応募され取消されていない普通株の株式数が、Silicon Image社の発行済み株式総数の過半数以上であることを含め、慣例的な終結条件が適用されます。この取引は、手元資金と新たな借入れ資金を組み合わせた財源となります。当社は、Jefferies Finance LLC社から3億5000万ドルの資金融資コミットメントを得ています。提案されている取引は財務状況が条件ではありません。
Jefferies LLC ラティスセミコンダクターでは、Jefferies社が財務顧問を、Skadden, Arps, Slate, Meagher & Flom LLP社が法律顧問を務めています。Silicon Image社では、Barclays PLC社が財務顧問を、Fenwick & West LLP社が法律顧問を務めています。
ラティスセミコンダクターについて
ラティスセミコンダクター(NASDAQ:LSCC)は、急速に変化する“コネクテッド・ワールド(繋がる世界)”に対して、カスタマイズ可能なソリューションを提供する低消費電力で小フォームファクタ、かつ低コストのFPGAのリーディング・サプライヤです。民生スマート電子機器をよりスマートにすることから、インテリジェントな産業オートメーションやすべての通信機器の接続を可能にすることまで、世界中の電子機器メーカーが開発期間の短縮、製品イノベーション、競合他社との製品差別化のため、ラティスのソリューションを採用しています。より詳しい情報については、 www.latticesemi.comをご確認ください。また、 Twitter, Facebook, or RSS でも情報を提供しています。
Silicon Image社について
Silicon Image 社(SIMG)はマルチメディア・コネクティビティ・ソリューションと、モバイル機器やコンスーマ機器、そしてPC市場に対するサービスの主要プロバイダです。Silicon Image社の半導体及びIP製品には、多様な家庭用、オフィス用、及び携帯機器間のコネクティビティを提供する、無線及び有線テクノロジが搭載されています。Silicon Image社は、HDMI®、DVI™、MHL®、及びWirelessHD®業界標準の確立を推進しており、多様な規格間の相互接続性及び準拠試験サービスを完全子会社のSimplay Labs社から提供しています。詳細については、http://www.siliconimage.com/をご覧ください。
より詳細な情報についての連絡先
ラティスセミコンダクターについて:
Joe Bedewi
Chief Financial Officer
Lattice Semiconductor Corporation
503-268-8000
David Pasquale
Global IR Partners
914-337-8801
lscc@globalirpartners.com
注意:このお知らせにより、有価証券の購入、あるいは有価証券の売却要請を行うことはありません。現時点で、Silicon Image社の株式公開買い付けは開始しておりません。提案されている取引内容との関係で、ラティスセミコンダクターは公開買い付け文書をU.S. Securities and Exchange Commission("SEC")に登録する予定です。最終的な公開買い付け文書は全てSilicon Image社の株主に送付されます。Silicon Image社の投資家及び証券所有者はSECに登録されたこれらとその他の文書の全てを、それらが入手可能になった時点でその全体を注意して読む必要があります。 それらの文書には提案されている取引内容に関する重要な情報が含まれます。投資家と証券所有者はラティスセミコンダクターによってSECに登録されたこれ らとその他の文書のコピーを(入手可能になった場合にその時点で)SECが運営するウェブサイト http://www.sec.govにて、または Secretary, Lattice Semiconductor Corporation, 5555 NE Moore Court, Hillsboro, Oregon 97124-6421から無償で入手できます。
将来的な言明についての注意:
前記の各パラグラフには予測、仮定、リスク、及び不確実性に関わる言明が含まれています。予想、信念、計画、目的、想定事項、あるいは将来の出来事または成績は歴史的事実ではなく、将来的な姿勢を示すものである場合があります。「予期します」、「信じます」、「できるでしょう」、「見積もっています」、「期待します」、「意図しています」、「計画しています」、「予測します」、「予想します」、「でしょう」、「していきます」、「はずです」、「続けます」、「持続します」、「将来は」、「可能性があります」、及びこの種の単語またはフレーズは将来的な言明を特定するものです。本文書内で将来的な言明はいくつかの主題、例えば予測される合併の終結日と統合による諸利益の可能性を含めた諸問題に関するものです。将来的な言明には、それらの言明で表現された内容とは実質的に異なる現実の結果に帰着する可能性のある推定、想定事項、リスク、及び不確実性が含まれます。とりわけ、次の諸要素は将来的な言明とは異なる現実の結果をもたらす可能性があります:取引が予想通り完了しない、あるいはまったく完了しないリスク、2つの会社の経営の統合に成功しないリスク、取引により予想される利益及び相乗効果実現の失敗、取引途中でラティスまたはSilicon Image社の業務が悪影響を受けるリスク、取引に関連する諸々の費用、適用される諸々の規制当局の承認及び取引内容に関わる終結条件を遵守し、満足させるための両当事者の努力から生じる事柄、及びラティス及びSilicon Image社の管理能力を超えた産業上または経済的諸条件を含めた取引内容の終結に悪影響を及ぼす可能性のある他の出来事。さらに、現実の結果はラティス及びSilicon Image社の業務全体にわたってより広範に関係するその他のリスクと不確実性によって左右されます。そのようなリスクと不確実性に含まれるものとしてラティスのSEC登録書類に詳述されている内容があり、それにはForm 10-Kに掲載された2013年12月28日に終結した会計年度における年次報告書、及びForm 10-Qに掲載された会計年度2014年のラティスの四半期報告書が含まれ、さらにSilicon Image社のSEC登録書類に詳述されている内容が含まれ、その中にはForm 10-Kに掲載された2013年12月31日に終結したSilicon Image社の会計年度の年次報告書、及びForm 10-Qに掲載された会計年度2014年の四半期報告書が含まれます。
現実にもたらされる結果は将来的な何らかの言明で表現された内容とは実質的に異なる可能性があるため、将来的な言明に対して皆様が過度に期待を寄せることは正当ではありません。加えて、将来的な言明は全て、それが言明された時点でのみ妥当なものです。ラティスまたはSilicon Image社のいずれも、将来的な言明が、かかる言明がなされた日の後に生じた出来事または状況を反映、あるいは予期されなかった出来事の発生を反映するように、将来的な言明を更新することは予定しておらず、更新する義務を負うこともありません。
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