Lattice Press Release

ECP5 FPGAファミリで既成概念を打破

New family combines 40% lower-cost, 30% lower power and 2X functional density in the smallest package to meet the unique needs of fast growing high-volume markets

ラティスがECP5 FPGAファミリでスモールセル、マイクロサーバ、ブロードバンド・アクセス、及びビデオの各大量生産アプリケーションの既成概念を打破

新しいファミリは超小型パッケージでコストを40%、消費電力を30%削減しながら 2倍の機能規模を持ち、急速に成長する大容量市場の独特のニーズに適合

オレゴン州ヒルスボロ ~ 4月10日 ~ ラティスセミコンダクター(NASDAQ: LSCC)は本日、コスト、消費電力、及びフォームファクタを最小限に抑えることが不可欠な、スモールセル、マイクロサーバ、ブロードバンド・アクセス、産業用ビデオなど大量生産アプリケーション向けのECP5™ ファミリを発表しました。 ECP5ファミリは従来のFPGA手法の “既成概念を打破” したSERDESベースのソリューションを提供し、ASIC及びASSPの機能を補う各種機能を迅速に追加でき、開発リスクを軽減して、市場投入期間を短縮するうえでの難題を容易に解決します。

ラティスは、ASIC及びASSPのコンパニオンチップとして100k LUT未満の規模で重要な機能を実行した場合に、最高の価値を発揮することを目標に、ECP5ファミリのアーキテクチャを最適化しました。競合するソリューションよりも40%低いコストとなるよう、配線アーキテクチャが改善された、小さなLUT4をベースとしたロジックスライス、シリコン面積を節約するデュアルチャネルSERDES、及びリソース効率を最大4倍向上させる高度なDSPブロックなどの最適化が行われています。

ラティスセミコンダクターの社長兼CEO、Darin Billerbeckは次のように述べています。「ECP5ファミリは、FPGAは非常に大規模で、消費電力が大きく、高価という既成概念を打破します。ラティスの最新のファミリは、モビリティとモバイル・インフラストラクチャのため、サイズの小型化と低消費電力が求められるという、電子業界でよくある場面で、開発の障害を取り除く手軽な方法として、ASIC/ASSPのコンパニオンチップを提供するために役立ちます。」

次世代通信システムが世界中で導入されているため、スモールセルが大容量化し、アクセス及びネットワーク機器が必需品となり、ビデオディスプレイ技術が進歩し続けています。 このようなどのアプリケーションでも、コンパクトかつ低コストなフォームファクタで、ミリワット単位の電力しか消費しないFPGAの機能は、開発コストとスケジュールが問題となるASICや、柔軟さに欠け、入手性に問題のあるASSPではあきらめざるを得ない、探求の機会の前に横たわる障害の多くを排除することができます。

アナログとデジタルのラジオ及びテレビ信号の受信・処理・分配用製品の世界的メーカーであるTRIAX A/S社のProduct Director、Peter Lyhne Uhrenholt氏は次のように語っています。「ECP5ファミリには、当社の次期製品群で必要な接続ソリューションが可能になる、期待していた全てがあります。 これらの製品で当社は、サイズ、消費電力、及びコストに関して非常に厳しい設計環境に対処できます。ECP5ファミリは、当社が求める柔軟性と、必要な機能を提供してくれます。」

無線及び有線アプリケーションにおいて、ECP5ファミリが提供するFPGAソリューションは、小型かつ低コストなパッケージでありながら、データパス・ブリッジ及びインターフェイスの実装を可能にします。 ECP5 FPGA は、屋外スモールセルで求められる柔軟な接続機能を、極めて低いコストで提供します。また、OAM機能が集約された、ブロードバンド・アクセス機器用のスマート SFP(Small Form-factor Pluggable)トランシーバ・ソリューションも、コンパクトな 10mm × 10mm のパッケージで可能になります。

通信以外では、ECP5 はマイクロサーバ用の低コストで、低消費電力な PCI Express サイドバンド接続機能を提供します。産業用ビデオカメラでは、ECP5 FPGA は 2W 未満の消費電力で、機器内部の画像処理機能全体を実装できます。

ECP5 ファミリは、10mm × 10mm のパッケージで 85k LUT 及び SERDES を実現し、機能規模は競合するソリューションの 2 倍に達する、業界唯一の FPGA ポートフォリオです。ボール数がスマートに削減されているため、既存の PCB 技術への組み込みが容易で、システム全体のコストがさらに削減されます。

SERDESを含むブロックごとのスタンバイモード動作、ダイナミックIOバンク・コントローラ、動作電圧の低下などの改善により、他のFPGAソリューションと比べて総消費電力が30%削減されます。 その結果、DDR3、LPDDR3、XGMII及び7:1 LVDS、PCI Express、イーサネット(XAUI、GbE、SGMII)、CPRIなど多様なインターフェイス規格に対して、シングルチャネルの3.25Gpbs SERDESであれば0.25W未満で、クワッドチャネルSERDESでは0.5W未満でサポートできます。

ビデオの視聴、アプリケーションの確認、ECP5ファミリの機能の詳細については、www.latticesemi.com/ecp5 をご覧ください。

供給状況

ECP5 FPGAファミリは、 Lattice Diamond® Software Tool が対応しています。デバイスはまもなく出荷開始され、量産出荷は2014年8月に開始される予定です。

ラティスセミコンダクターについて

ラティスセミコンダクター(NASDAQ:LSCC)は、スマートフォン、携帯型モバイルデバイス、スモールセル・ネットワーキング機器、産業用コントロール、車載用インフォテインメントなどのメーカーに超低消費電力プログラマブルICソリューションを提供する世界的プロバイダです。 過去10年間に10億個以上の販売したラティスは、他のどのプログラマブル・ソリューションベンダーよりも多くのFPGA、CPLD、パワーマネジメント・ソリューションを出荷しています。 より詳しい情報については、 www.latticesemi.com をご覧ください。また、 Twitter, Facebook, or RSSでも情報を提供しています。

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