EP560は、SDメモリ・カード、SDIO及びMMCインターフェース用のスレーブ・コントローラです。コントローラは、SDメモリ、SDIOもしくはSDコンボ・カード内に配置されるよう設計されています。実際のカードの機能を備えるSDバス及びユーザ・ロジック間のインターフェースとして機能します。
EP560は、0~25MHzの可変クロック・レートや1~4ビットのデータ幅をサポートする柔軟性に富むアーキテクチャです。最速12.5Mbyte/sec(100Mbs)のデータ・レートが、SDインターフェースで実現可能です。プラグ・アンド・プレイ、自動検出、エラー訂正、書き込み禁止等の特長がSDカード・インターフェースに備わる標準です。
スレーブ・デバイスとして、SDスレーブ・コントローラはSDインターフェースを介してホストからコマンドを受信します。ほとんどのコマンドは、ユーザ・ロジックの介在なしでコントローラ内で処理されます。標準SDレジスタ・セットの大部分は同様にスレーブ・コントローラ内に実装され、ユーザ・ロジックの介在なしでコアにより処理されます。
コントローラ・コアに対するユーザ・ハードウェア・インターフェースにいくつかのオプションがあります。通常のDMAモードでは、EP560はデータをユーザのメモリとSDホストの間で転送するバス・マスタです。オプションの割り込みモードでは、EP560とユーザ・ロジック間のやり取りは割り込みによる制御です。
EP560を利用することで、SDカード・インターフェースは僅かな開発費用で実現可能です。設計者はシステムアーキテクチャの他の部分を変更することなしでEP560モジュールを追加して、SDメモリとSDIOインターフェースをシステムに追加できます。
詳細はデータシートをご覧下さい。